SEO対策はすぐに結果が出ることが少なく、Googleのアルゴリズムはブラックボックスなため明確な答えがあるわけではありません。
そんな中、やみくもに成果につながらない数値を追いかけてしまわないよう、あらかじめ目標を数値で設定することが重要です。
「解像度の高い目標・戦略・戦術」があるかどうかで、成果が出るかどうかが決まります。
本記事では、SEOの目標設定方法と7つの指標を解説します。
SEOの目標設定方法「4つのステップ」
1.KGI(最終目標)を設定する
まずは、最終目標(KGI)を設定しましょう。
KGI(Key Goal Indicator)とは、売上や成約数といった最終的なゴールのことです。
「〇年度中にWebサイトでの売上を〇%にする」といったように、見るべき指標と期限、目標値を明確化しましょう。
2.KGIから逆算してKPI(中間目標)の洗い出しをする
最終目標(KGI)から逆算し、中間目標(KPI)を設定しましょう。
単位や定義が曖昧な場合はできるだけ明確にし、具体的かつ定量的な中間目標にすることが重要です。
例:最終目標「売上」に対する、中間目標の設定方法
①1年後に、自社のオウンドメディア経由での「売上〇万円」にする
②「売上〇万円」を達成するため、必要な「商談化数〇件」を算出
③「商談化数〇件」を達成するため、必要な「リード獲得数〇件」を算出
④「リード獲得数〇件」を達成するため、「資料ダウンロード数〇件獲得」を目標に設定
上記のように、中間目標は最終目標から逆算して考えることが重要です。
「いつまでに・何を・どのくらい」達成すればよいかを考えましょう。
3.KPIを細分化する(KPIツリーの作成)
KPI(中間目標)が決定したら、それぞれ分解できなくなるまで細かく分け、KPIツリーを作成しましょう。
例:KPIツリー
KGI(最終目標)をKPIツリーの頂点に置き、KPI(中間目標)を枝分かれした要素に置いていきます。
定義したKPIは期限と目標値、計測方法を決め、定期的にKPIを計測して状況を確認することで、SEOの取り組みを定量的に評価することができます。
通常、KPIの各指標の計測には、Google アナリティクスやGoogle サーチコンソールなどのツールが用いられます。
4.「SMARTの法則」を用いて確認する
KPI(中間目標)を定めた後は、SMARTの法則を使って正しく機能するかチェックしましょう。
SMARTの法則
S pecific:明確である
M easurable:測定可能である
A chievable:達成可能である
R elevant :関連性がある
T ime-bound:期間を定める
上記の観点から確認することで、「事業全体の目標と中間目標が関連しているか」「計測できるか」を判断しやすくなります。
SEOの目標設定方法「7つの指標」
1.コンテンツ数
1つ目の指標は、公開したコンテンツの数です。
コラム記事や導入事例などコンテンツを充実させることで、いつユーザーが流入してもいいように準備しておく必要があります。
アルゴリズムアップデートなど外的要因に左右されず行動目標として設定しやすいため、メディアの状況に合わせてコンテンツ数の目標を設定し、安定して制作ができるリソースの確保と体制づくりをしましょう。
2.セッション数
セッション数とは、ユーザーが自社サイトに訪問した回数のことです。
SEOに取り組む大きなメリットの1つがこのセッション数が増加することにあります。
セッション数がコンバージョンに直結しているかも考える必要がありますが、まずはセッション数を増やすことを目標にしたほうが追いやすく、明確に集客できたことを示す指標となります。
3.検索順位・インデックス数
インデックスとは、検索エンジンのデータベースに自社サイトのページが登録されることです。
内部リンクの設定など、検索エンジンがデータベース型サイトを認識できるようにするだけで、インデックス数が増えるケースもあります。
また、インデックス数が増えても検索順位が低いままだと、セッション数は増えないため、
キーワードの検索順位も目標として設定する必要があります。
4.コンバージョン数
4つ目の指標は、コンバージョン数です。
資料のダウンロード数や問い合わせ回数など、売上に直結しやすいポイントをコンバージョンとすることがおすすめです。
セッション数が増えても、コンバージョン数は増えないということもあるため、Googleアナリティクスなどで訪問ユーザーの行動を確認し、サイト内を改善していきましょう。
5.ユニークユーザー数
ユニークユーザー数(UU)とは、サイトに訪問したユーザーの数のことです。
セッション数は回数なのに対し、ユニークユーザー数は集計期間内に何回訪問しても「1UU」とカウントされるため、サイトによってはUUを目標に設定する方が望ましいケースが多いです。
6.滞在時間・直帰率
滞在時間や直帰率も、SEOの目標設定で使われる指標のひとつです。
滞在時間はユーザーがウェブサイトに滞在していた時間を指し、直帰率は1ページ目から移動せず、そのままサイトを去ったユーザーの割合です。
滞在時間が長いほどコンテンツに対する熱量が高いユーザーと判断することができます。
ニーズに合った情報を発信することや導線を改善することで、順位改善やコンバージョン率のアップを期待できます。
7.SNSなどでのシェア数
SNSなどで自社サービスへの注目を集めたい場合は、シェア数も目標としたい指標のひとつです。
コンテンツをSNSでシェアする行動は手間のかかる作業のため、ユーザーが時間を割くほどコンテンツに関心を持った証拠です。
まとめ
自社サイトでSEOに取り組むときは、目標設定をしてやるべきことを明確にすることが重要です。
まずは最終目標(KGI)をベースとした中間目標(KPI)を洗い出し、KPIツリーを作成しましょう。
そのうえで7つの指標を参考に具体的な数値目標を定めましょう。
また、施策を行っていく中で都度目標内容や目標数値を改善していくことが大切です。
適切な目標と戦略・戦術を立て、改善を繰り返すことで成果につながるでしょう。