Googleアナリティクス(GA4)とは、Webサイトのアクセス状況を分析できるツールです。サイトにどんな人が訪れているのかといった「属性データ」や、サイト内でどんなページを見ているのかといった「行動データ」を分析して、サイト改善へと繋げることができ、多くの企業が導入しています。
本記事ではGoogleアナリティクスの基本的な使い方を初心者向けに解説します。
Googleアナリティクス(GA4)とは
Googleアナリティクスとは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
登録したWebサイトについて、ユーザーの属性や訪問したページ、成果の達成率、広告効果や反響調査などを分析することができます。
その集計データをもとにクリックの多い広告や効果を比較し、広告戦略に生かしたり、人気を集めるコンテンツをクリックしやすい位置に変更するなど、Webサイト設計に活用することが可能です。
Googleアナリティクス(GA4)でできること
1、ユーザー像の可視化
「行動データ」「属性データ」「技術環境データ」の3つの側面から、サイトにどんなユーザーが訪れているのかを可視化することができます。
①行動データ(新規/リピート、来訪経路、閲覧ページ、会員 / 非会員)
行動データを用いて、来訪経路と閲覧ページを分析すると、検索から流入して特定のページをみたユーザーは、商品を購入する確率が高いといったデータを導き出すことができます。
②属性データ(性別、年齢、地域、言語、興味)
属性データは、ユーザーの性別や年齢・地域といったデータを取得することで、自社サイトにどんな人が興味を持っているのかを知ることができ、属性に合わせてサイトのデザインの変更やセールスコピーの改善にも繋げることができます。
③技術環境データ(デバイス、OS、ネットワーク、解像度、アクセスブラウザ)
ユーザーの使用デバイスの割合を把握することができるため、各デバイスからの閲覧に最適なコンテンツに調整する事ができます。
2、行動把握
どのページを閲覧したか、どういう順番でページを閲覧したか、ページのどの部分をクリックしたかといったユーザーのサイト内での行動を把握することができます。
①ページ遷移
特定ページから、どこのページに遷移したか
②滞在時間
特定ページに、ユーザーがどれくらい滞在したか
③クリック箇所
ページ内でユーザーがクリックした箇所
④ページスクロール
ページ内でユーザーがどこまでスクロールしたか
⑤動画再生
ページ内に設置した動画を再生したか
⑥コンバージョンフロー
CVに至るまでユーザーがどのように行動したか
3.効果測定
効果測定とは、何らかの施策を打った時に、効果がどれくらい出ているかを検証するためのものです。例えば、コンテンツSEOでの流入施策を実施した際に、実際どれくらいサイトへユーザーが流入しているかを可視化することができます。
Googleアナリティクスで必要な初期設定
正しいデータを効率的に収集するためには、初期設定が必要です。ここでは、最初に設定すべきポイントを解説します。
1、データ保持期間を14か月に変更
GA4のデフォルトでは、データの保持期間が2か月設定のため、最長の14か月に変更しましょう。
設定方法
管理>データ設定>データ保持
イベントデータの保持のプルダウンをクリックして「14か月」に変更し、保存を押す
2、コンバージョン設定
コンバージョンとは、商品購入や問い合わせ、資料請求といった売上につながるイベントです。
設定方法
設定>イベント
コンバージョンとして計測したイベントをオン
3、IP除外設定
IP除外設定とは、自社やクライアント、制作会社からのアクセスを除外するための設定です。正確なデータを収集するためには、自社内の関係者によるアクセスを除外しなければなりません。
設定方法
管理>データストリーム>タグ設定を行う>内部トラフィックの定義
除外したいIPアドレスを登録
4、クロスドメイン設定
クロスドメインとは、1つのWebサイト内に複数のドメインが使用されている状態です。たとえば問い合わせフォームやブログを、別ドメインとして運用しているケースがあげられます。クロスドメインを設定すれば、複数のドメインを横断して、1つのWebサイトとして計測できます。
設定方法
管理>データストリーム>タグの設定>ドメインの設定
対象のドメインを入力
Googleアナリティクスの基本的な使い方
1、データの取得期間を選択する
Google アナリティクスの初期設定では、直近1週間のデータしか表示されませんが、画面上部右側の日付を選択することで、過去のデータを閲覧できます。
また、画面右上の比較ボタンにチェックを入れることで、「今週と先週のデータ」や「前年度の同期間のデータ」と比較することができます。
2、ExcelやGoogleスプレッドシートにデータをエクスポートする
Google アナリティクスではできない詳しい分析や、報告書を作成する場合には、ExcelやGoogleスプレッドシートにデータをエクスポートする必要が出てきます。
データの期間を選択した後に、画面上部右側の「エクスポート」ボタンをクリックし、「PDF」「Googleスプレッドシート」「Excel(XLSX)」「CSV」から出力したいファイル形式を選択しましょう。
なお、Googleスプレッドシートの拡張機能を活用することで、自動でGoogle アナリティクスのデータを、Googleスプレッドシートにエクスポートする方法もあります。
Googleアナリティクスで押さえておくべき2つのレポート
GA4には、「レポート」と「探索」という2つのレポートがあります。ここでは、機能や特徴について解説します。
レポート
レポートは、基本的なレポートを確認できます。ユーザーがよく閲覧するページ、日別のコンバージョンや売上推移など、デフォルトで用意された定型フォーマットの十数種類のレポートを見られます。Webサイトの状況を大まかに把握したいときに最適です。
探索
探索は、ディメンションと指標を好きに組み換えて、自由にレポートを作成できます。UAのカスタムレポートに近い機能で、曜日別のアクセス数、地域別のユーザー数などの、より詳細な分析をするときに最適です。複数のフォーマットが用意されているため、分析目的に応じて利用すると便利です。
まとめ
Googleアナリティクスはユーザー行動を把握し、Webサイトの改善につなげることができるため、特に自社サイトへユーザーを流入しコンバージョンにつなげる仕組みとなっている企業には導入必須なツールです。
一見設定が複雑に見えますが、触ってみると意外と初心者でも扱いやすいことが分かります。
設定した時点から計測が始まるため、できるだけ早い段階でGoogleアナリティクスを導入し、データを蓄積しましょう。